避難者こども健康相談会きょうとの始まり
避難者こども健康相談会きょうとは、福島県内で開催していた健康相談会スタッフからの要望で、すでに活動していた大阪の相談会に関わる医師の有志で京都でも始まったのがきっかけです。
2013年から6月と11月の年2回のペースで2019年までに14回開催してきました。さぽーと紡は、相談会のサポートを行ってきました。
時間とともに参加者も減少していく中で、2018年、2019年は保養に来られたご家族の受け入れもしてきましたが、ニーズに沿った形で小さいながらも他団体と協力しながら継続しようと進めていた中、2020年以降、コロナ感染症の拡大により活動を見合わせております。
京都では他にも集団健診や相談会を開催している団体があり、互いに相談もし合いながら活動してきましたので、お繋ぎするケースもあります。何かあればいつでもお問い合わせください。
避難者こども健康相談会きょうと事務局 齋藤・神田
第14回避難者こども健康相談会きょうと
震災により避難されているお子さんとそのご家族を対象に健康相談会を開催します。
低線量被ばくの危険性にも理解のある小児科医が避難者家族に向き合い、じっくりと30分健康相談を受けます。「内部被曝からいのちを守る健康ノート」をお配りしています(購入の場合800 円)。医療受診が必要と判断された場合にはお一人につき 3,000 円の医療費補助を行います。午後の時間も、ぜひお気軽にご参加ください。
【日時】2019 年 11月 17 日(日)
【対象】福島県および東日本から避難されたお子様とそのご家族
【内容】
10時~12時…健康相談(無料・事前申込制 先着10 家族)
13時~14時半…「避難者こども健康相談会きょうと」の振り返り
【会場】顕道会館(けんどうかいかん)(浄土真宗本願寺派 京都教区教務所)
〒600-8334
京都市下京区油小路通 花屋町上ル西若松町 248
※西本願寺駐車場をご利用ください
【お申込】11月10(日)までに
以下申込専用メールフォーム又はお電話でお申込下さい。
http://form1.fc2.com/form/?id=864734
メール kenkousoudankai.k@outlook.jp
【お問合せ】避難者こども健康相談会きょうと事務局 08060343107(齋藤)
【主催】避難者こども健康相談会きょうと
第13回避難者こども健康相談会きょうと
震災により避難されているお子さんとそのご家族を対象に健康相談会を開催します。
低線量被ばくの危険性にも理解のある小児科医が避難者家族に向き合い、じっくりと30分健康相談を受けます。
「内部被曝からいのちを守る健康ノート」をお配りしています(購入の場合800円)。
医療受診が必要と判断された場合にはお一人につき3,000円の医療費補助を行います。
午後の時間も、ぜひお気軽にご参加ください。
【日時】2019年8月25日(日)
【対象】福島県および東日本から避難されたお子様とそのご家族
【内容】10時~12時…健康相談
(無料・事前申込制 先着10 家族)13時半~15時…ストレス解消健康法
ご自宅でもできる健康体操法、3分でできる健康ツボ押しなど
(参加費 500 円・避難者無料)
※動きやすい服装のほうがいいです(^^♪
【会場】顕道会館(けんどうかいかん)
(浄土真宗本願寺派 京都教区教務所)
〒600-8334
京都市下京区油小路通花屋町上ル西若松町248
※西本願寺駐車場をご利用ください
【お申込】8月18日(日)までに以下申込専用メールフォーム
又はお電話でお申込下さい
http://form1.fc2.com/form/?id=864734
メール kenkousoudankai.k@outlook.jp
【お問合せ】避難者こども健康相談会きょうと事務局 08060343107(齋藤)
【主催】避難者こども健康相談会きょうと
【協力】西本願寺
第12回避難者こども健康相談会きょうと
震災により京都府に避難されている皆様へ…
第12回避難者こども健康相談会きょうと
震災により避難されている方や被災地のお子さんとそのご家族を対象に健康相談会を開催します。
低線量被ばくの危険性にも理解のある小児科医が避難者家族に向き合い、じっくりと30分間健康相談を受けます。「内部被曝からいのちを守る健康ノート」をお配りしています(購入の場合800円)。医療受診が必要と判断された場合にはお一人につき3,000円の医療費補助を行います。アロママッサージやお茶コーナー等ございますのでご利用ください。午後の講演会もぜひご参加ください。
【日時】2018年11月18日(日)
【対象】福島県および東日本から避難された お子様とそのご家族
【内容】10時~12時…健康相談(無料・事前申込制 先着10 家族)
13時半~16時…医師による講演会(参加費 500 円・避難者無料)
「福島の健康被害と甲状腺がん多発!
冬の体調管理の鍵、インフルエンザを賢く乗り切るために、予防と治療の本当の事実を知ってみよう!」
【会場】京都文教大学内 サロン・ド・パドマ(裏面参照)
〒611-0041 京都府宇治市槙島町千足 80
※日曜日はスクールバスは出ておりません。公共交通機関をご利用ください。
近鉄向島駅、観月橋近隣から文教大学近隣に停車するバス(近鉄・京阪)があります。前もってお車の場合、また不明な点等ございましたらご相談ください。
【お申込】11月11日(日)までに
以下申込専用メールフォーム又はお電話でお申込下さい。
http://form1.fc2.com/form/?id=864734
メール kenkousoudankai.k@outlook.jp
【お問合せ】避難者こども健康相談会きょうと事務局
08060343107(齋藤)
【主催】避難者こども健康相談会きょうと
【協力】京都文教大学
福島の健康被害と甲状腺がん多発!冬の体調管理の鍵、インフルエンザを賢く乗り切るために、予防と治療の本当の事実を知ってみよう!
●日時 2018年11月18日(日)13:30~16:00
●場所 京都文教大学内(サロン・ド・パドマ) 宇治市槇島町千足80
※日曜日はスクールバスは出ておりません。 公共交通機関をご利用ください。 近鉄向島駅から徒歩15 分。 近鉄向島駅、観月橋近隣から大学近隣に停車するバスもあります。
●講師 高松 勇さん(小児科医・医療問題研究会)
●参加費 500 円・避難者無料
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医療問題研究会について
・低線量・内部被曝の危険性ーその医学的根拠ー医療問題研究会 共著 耕文社2011年
・福島の子どもたちの小児甲状腺がん多発について(2013年4月 日本小児科学会)
・福島原発事故ー健康被害の検討 甲状腺異常と放射線量の関係
(2016年5月 日本小児科学会
・甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える 医療問題研究会
共著 耕文社 2016年
・福島小児甲状腺がん罹患率比と原発からの距離の関係 2017年12月 大阪小児科学会
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●主催 避難者こども健康相談会きょうと
●協力 京都文教大学
●お問合せ 避難者こども健康相談会きょうと 事務局 090-3627-2925(神田)
第11回避難者こども健康相談会きょうと
震災により避難されている方や被災地のお子さんとそのご家族を対象に健康相談会を開催します。
低線量被ばくの危険性にも理解のある小児科医が避難者家族に向き合い、じっくりと30分間健康相談を受けます。「内部被曝からいのちを守る健康ノート」をお配りしています(購入の場合800円)。医療受診が必要と判断された場合にはお一人につき3,000円の医療費補助を行います。アロママッサージやお茶コーナー等ございますのでご利用ください。
【日時】2018年8月19日(日)10:00~
【内容】午前…医師による健康相談(無料・事前申込制 先着10 家族)
午後…ランチ交流会(15時終了予定)
(参加希望者はお申し込みください)
【会場】京都 新京極 誓願寺(せいがんじ)京都府京都市中京区新京極桜之町453(新京極通り六角下る)
【お申込】8月12日(日)までに以下
申込専用メールフォーム又はお電話でお申込下さい。
できる限りお早めにお申し込みください。
http://form1.fc2.com/form/?id=864734
メール kenkousoudankai.k@outlook.jp
【お問合せ】避難者こども健康相談会きょうと事務局 08060343107(齋藤)
【主催】 避難者こども健康相談会きょうと
【講演会】福島原発事故から7年 今一度みつめてください
福島原発事故から7年 今一度みつめてください ママ レボリューション!☆
◇講演①
「ジャーナリストが見た福島の今!保養後のセシウムデータは??」
季刊誌「ママレボ」編集長 和田秀子さん]
放射能汚染地域状況や、 「子どもたちを守ろう」と全国で立ち上がった ママたち活動を伝える季刊誌「ママレボ」(Moms'Revolution~ママ愛世界を 変える~)編集長/ライター。 また現在、女性週刊誌「女性自身」専属記者として、福島や原発問題などを中心に執筆。 これまでに、「急増 甲状腺がん患者、母と子怒り」や「 福島『放射性物質』土壌汚染調査 8 割 学校で驚愕数値が」ほか多数執筆。
◇講演②
「福島の小児甲状腺がん、周産期死亡について、 線量について」 [医療問題研究会 山本英彦Dr]
著書「低線量・内部被曝危険性ーそ医学的根拠ー 医療問題研究会」 共著(耕文社 2011) 「甲状腺がん異常多発とこれから広範な障害増加を考える 医療問題研究会」 共著(耕文社 2016)
2018年7月22日(日) 13:30~16:30
【参加費】一般 1000 円・避難者500円
【会場】キャンパスプラザ京都 [第1会議室](京都駅から徒歩5分)
【お問合せ】 避難者こども健康相談会きょうと 事務局 090-3627-2925(神田)
第十回避難者子ども健康相談会きょうと
震災により避難されているお子さんとそのご家族を対象に健康相談会を開催します。
低線量被ばくの危険性にも理解のある小児科医が避難者家族に向き合い、じっくりと30分間健康相談を受けます。
「内部被曝からいのちを守る健康ノート」をお配りしています(購入の場合800円)。
医療受診が必要と判断された場合にはお一人につき3,000円の医療費補助を行います。
お茶コーナー、アロマハンドマッサージ、託児コーナーもございますのでご利用ください。
午後のセミナーにもお気軽にご参加ください。
【日時】2017年11月26日(日)
【対象】福島県および東日本から避難されたお子様とそのご家族
【内容】10時~12時 健康相談 医師による健康相談(無料・事前申込制 20家族)
13時半~16時 医師によるセミナー(参加費500円・避難者無料)
【場所】聞法(もんぼう)会館(かいかん)(3F研修室②③④)駐車場有
〒600-8357
京都府京都市下京区堀川通花屋町上る柿本町600-1
京都市営地下鉄
烏丸線「五条」駅下車4番出口 徒歩12分
阪急電鉄
「大宮」駅下車 → 市バス28号系統「堀川五条」下車
バス停向かい側の「東急ホテル」に向かって横断歩道を渡り、左方面(南)に徒歩2分
【お申込】
11月12日(日)までに以下申込専用メールフォーム又はお電話でお申込下さい。
http://form1.fc2.com/form/?id=864734
メールkenkousoudankai.k@outlook.jp
【お問合せ】 避難者こども健康相談会きょうと事務局 08060343107(齋藤)
【主催】 避難者こども健康相談会きょうと
日頃から相談会に関わってくださっている医療問題研究会の山本医師と、漫画「美味しんぼ」に実名出演されていた松井先生からのお話です。ぜひお越しください。
同日13時半より、聞法会館3F研修室にて、2名の医師による講演があります。
◇講演会
①「福島の小児甲状腺がん 周産期死亡について、 線量について」
[医療問題研究会 山本英彦 医師 ]
②「乳歯を調べて、内部被曝を知り、病気の予防に生かす」
[岐阜環境医学研究所 松井英介 医師 ]
松井英介先生は、元岐阜大助教授で内部被曝問題に取り組む数少ない専門家のおひとりです。福島第一原発事故直後からいち早く内部被曝問題、胎児と子どもに発症してくる晩発障害に対して警鐘を鳴らしています。
**著書「見えない恐怖 放射線内部被曝」(旬報社、2011年)**
主催挨拶~
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皆さんこんにちは。本日の講演会主催の避難者こども健康相談会きょうとの事務局をしております齋藤と申します。
この度は健康相談会主催の講演会に、長野県松本市から菅谷市長にお越しいただきました、本当にありがとうございます。今回の講演会は、私自身が震災当時から大変お世話になっている龍谷大学の松浦先生、奥野先生にも共催としてご尽力いただき、また、うつくしまふくしまin京都、笑顔つながろう会にも協力いただきながら、開催することができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。参加してくださっている皆様には日頃から心を寄せていただき、活動に耳を傾けてくださり、本当に感謝しています。
311の震災から6年が過ぎました。私自身は福島から子どもを連れていわゆる自主避難という形で京都に受け入れていただいておりますが、放射線の影響を少しでも避けるために京都に来ています。福島には夫と両親がいます。京都に避難している間も、熊本の震災、京都での水害など、危機感は以前よりも増し、今年は今住んでいる地域の自主防災会に入り、地域の方とも交流を深めております。防災会も高齢の方が多く、存続するのもとても大変な状況ですが、避難訓練や水防体験、震災体験、救命講習なども企画しながら日々意識付けすることを心がけています。しかし原発事故が起きた想定で避難訓練をするというところまでは意識していません。
普段はNPO法人和でお仕事させていただいておりまして、避難者支援に関わり、不登校の子どもたちや独居の高齢の方などの対応もしております。
今から31年前、1986年のチェルノブイリ原発事故で影響を受けた子どもたちを見つめてこられた菅谷市長の講演会を今回企画しましたのは、福島で起きた原発事故に真摯に向き合い、翻弄されながらも、子どもたちを見守る人々の活動を広く知ってもらうことが主な理由です。
私達が行っている活動「避難者こども健康相談会きょうと」では、福島からの避難者が中心となって、低線量被曝の危険性に理解のある小児科医有志のご協力を得て、主に原発避難者を対象に2013年6月から年2回のペースで開催してきました。これまで8回の開催となります。避難者家族は、放射線被ばくによる健康不安を抱えていますが、もちろん、不安を抱えているのは避難者だけではありません。しかし、「低線量被ばくが危険である」という認識で相談できる医療機関はほとんどありません。避難者こども健康相談会は避難者家族が安心して相談できる場となっておりまして、避難生活に伴う家族の問題や社会的、経済的に困難な状況を相談でき、ともに悩み、ともに歩む仲間と知りあう場になっています。
健康相談会の必要性は1年や2年ではなく、小さな子どもたちが大人になるまで、10年、20年続けていかなければならない取り組みです。福島県の「県民健康管理調査」では小児甲状腺がんが疑い含め184例発表されていますが、これまで公表している以外にも甲状腺がんと診断されている患者がいることを福島県立医大が認めており、異常多発していることが明らかになっています。このことは、甲状腺がん以外にも、様々な健康被害が発生するということを示しています。
実は、健康相談会以外にしている「保養」という活動があります。これは、原発事故による放射性物質の飛散が、多くの地域の人々の生活に影響を与え、そうした放射能の不安を抱えることになった方々が、居住地から一時的に距離をとり、不安から解放される時間を作って、心身の疲れを癒す、一連の行動の事です。保養によって、ある程度健康が守られることは、医学的にも、心理面でも、放射能の影響が少ない地域での一定期間の滞在が、免疫力を大きく高める効果があることが知られています。原発事故後、福島県内でもあちこちに子どもたちが遊べる屋内施設ができましたが、外遊びや自然体験の機会を奪われた子どもたちにとって、屋外でのびのびと遊べる時間が得られるという事は、かけがえのないことです。更に、保養の機会は普段我慢を強いられている大人たちにとっても大きな癒しとなり、同じ立場の人々との人間関係を広げながら、不安を語り合い、情報交換をし、心身を休めることができます。大人も子どもも、不安から離れてほっと一息つける時間。それが「保養」です。保養情報サイト「ほよ〜ん相談会」から一部を引用しました。http://hoyou.isshin.cc/
健康相談会も、保養も、原発事故がなかったら立ち上がらなかった活動なのですが、今年の夏は、健康相談会に保養で来られた親子にも参加してもらおうということで、8月19日から24日の期間、「つむぎプロジェクトin2017~被災地と京都を繋ぐ親子交流会&相談会~」を企画しました。今回は、その活動を皆さんにも知ってもらい、ご支援いただきたく、カンパ箱を置かせていただいております、カンパ箱はこの企画を応援してくださっているpeaceflagの方に作っていただきました。ぜひ皆さんのご協力よろしくお願いいたします。
先日このつむぎプロジェクト参加者の公募をしたところ、一日もたたないうちに定員オーバーしてHPから引き上げました。申し込んできた方は福島に住むお母さんが多いですが、宮城や、栃木、関東に住むお母さんも、不安を抱えて連絡をくださいます。そのお母さん達一人一人と、電話で話しました。でも申し込んでも、保養に出ることすらなかなか家族が理解してくれず、やっぱり参加できないとあきらめてしまう方もいました。避難する理由、保養に出る理由を、家族や周りにも伝えなければならないけれど、放射能の不安をなかなか言えません。
チェルノブイリの子どもたちを受け入れている人は日本にもいましたが、世間には知られることはなく、2011年までは、放射線の不安を抱える人も、保養活動団体もほとんどいませんでした。今は全国に保養団体が65団体あります。それ以外に避難者支援をしている団体が各都道府県にあります。京都府にも原子力防災課があり、支援団体とも繋がっています。この仕組みをもっと保養につなげていけたら、学校がもっと子どもたちを保養に出せる取り組みをしてくれたらと思いながら活動をしていますが、残念ながら真逆の方向に向っています。
普段の当たり前の生活に「放射線」が出てきてから、福島県では今も毎日、天気予報と一緒に今日の放射線量が放送されています。新聞にも載ります。でも京都ではやっていません。放射線はどこでも測定しているのに福島県でしか放送していません。とても違和感を感じています。心の中に不安はあっても、考えても仕方がない、明るく前向きに生きようとする当然の本能が、非日常を日常に変えてしまっています。もっと現実に向き合うことが、今の大人達の役割ではないかと思います。私たちの活動を継続できる仕組み作りを考えていきたい、そのためには今年夏のつむぎプロジェクトをしっかり成功させ、また続けていけるよう努めたいと思います。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。